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ブリヌスプリの作用機序

免疫と好中球セリンプロテアーゼ(NSPs)

私たちの体には、ウイルスや細菌が侵入した際にそれらを排除する免疫という仕組みが備わっています。免疫細胞である好中球(こうちゅうきゅう)は、細胞の中に蓄えている「好中球セリンプロテアーゼ(NSPs:エヌエスピーズ)」を使ってウイルスや細菌を攻撃します。

好中球が細胞内に蓄えた好中球セリンプロテアーゼ(NSPs)を使って、ウイルスや細菌を攻撃するイメージ

気管支拡張症では好中球の攻撃が過剰に

気管支拡張症の肺では、NSPsが過剰に働いて、自分自身の細胞に炎症を起こしてしまいます。炎症は、気道クリアランスの低下や感染症を招き、気道や肺にダメージが蓄積して、呼吸がしにくくなります。

気管支拡張症の肺で、好中球から放出されたNSPsにより気管支壁が破壊され、気道クリアランスの低下や感染症が起きているイメージ

ブリヌスプリはDPP1を抑えることで効果を発揮

NSPsは、「DPP1(ディーピーピーワン)」という酵素の働きにより活性化されます。
ブリヌスプリは、DPP1の働きを抑えることで、NSPsの活性化を妨げる効果があります。これにより、好中球による過剰な攻撃が抑えられ、気管支拡張症の症状の悪化や増悪、進行を抑える効果が期待されます。

ブリヌスプリを使用しない場合はDPP1によりNSPsが活性化される一方、使用した場合はDPP1の働きが抑えられ、NSPsの活性化と好中球の過剰な攻撃が抑えられ、気管支壁の状態が保たれることを示す図